Google, Apple, Facebook, Appleといった外資系テック企業は、2010年代以降企業の知名度とともに一気に人気就職・転職先の上位に上がってきました。GAFAなんて称されるようになったのもまさにこの頃からですね。
20年前であれば、親が聞いたら就職をストップするような企業も、今では超難関・人気企業です。
そんな、Google, Apple, Facebook, Appleの面接を突破する「コツ」について書いていきます。
ただ、「コツ」とはいっても他の記事で書いているような分析ではなく、この記事はどちらかという精神論寄りです。「精神論」なのですが、結局成功する人と失敗する人はこの記事のないようなようなところで差がついている気がしています。
私の泥臭い挑戦や失敗が読めるので、転職で心が折れそうな人の励みになれば幸いです。
「1発で面接突破」の後は「打率2割5分」
私は社会歴が比較的浅いうちにGAFAに運良く入社できたこともあり、何回かトライして面接で落とされる経験を繰り返している人の立場は正直なところ経験できていません。
しかし、このように偉そうに外資系企業の転職・面接に関する記事を書いている私ですが、実は社内異動のための社内公募では何度も何度も挑戦しては落とされていました。
3回挑戦して失敗、ようやく4回目で就きたいポジションに異動といったようなことを在籍中は何回か繰り返しておりました。(まさに、打率2割5分の打者です。)
1人採用するのに5人不採用にする
ある程度の規模の外資系テック企業で、採用体制がしっかりと整っているところは、基本的に1人面接してたまたますごくいい候補者でも、その方にオファーをすぐに出すことはしません。
人材マーケットで相対的に優秀な人なのかどうかを担保するために、候補者パイプラインを必ず一定数用意し(候補者プール)、候補者プールで人材マーケット全体を再現しようとします。すなわち、候補者プールの中でしっかり比べた上でいい人なら、人材マーケット全体でも上位の人を採用できているだろう、という確からしさを可能な限り確認するわけです。
私がGAFA在籍時に面接官・採用担当をしていた時は、ある程度大量に緩い条件募集するポジションでも、1人採用者を出すためには平均して5人くらいは不採用者を出します。(この不採用者5人は私が面接する人数で、書類選考やスクリーニングを突破できない人は無数にいるといったイメージです。ちなみに、条件の厳しいキーポジションの場合は、何十名面接してもいい候補者がいないため1年近くポジションが埋まらない、といったこともあります。)
キャリアの成功は「運」
こういった背景を考えると、面接を突破できるのは「時の運」という側面もあり、不採用になった際も落ち込まずに適切に次の打ち手をうっていくことが将来的な面接突破には欠かせません。
「面接は落ちて当たり前」ということを、面接で失敗して落ち込んでいる人にはまず認識していただくと、その後の成功をたぐり寄せる下地ができます。
私も「このポジションは面接突破しやすい」といったテクニカルな分析をnoteなどに書いていますが、最後は運という要素が強いといまだに感じます。
私が社会人に経験が浅いうちに新卒枠ではなく、チームの立ち上げメンバーとしてGAFAに入社できたのも、たまたま正直なところ運という要素が一番大きかったと感じています。
最近も、ユニコーン企業のカントリーマネージャーのポジションに応募した際、同じようなことがありました。
最初リクルーターからはもっとシニアの人を求めているといったフィードバックがありましたが、面接官の「年齢は若いが、彼のGAFAでの経験は素晴らしい」という一言でスクリーニングをパスすることができました。
その方の個人的な嗜好や、(その方はアメリカ人だったのですが)アメリカ人は私の経験上若さを評価する文化を持っている傾向がある、といったことなどがプラスに働いたのではないかと思っています。
これが年齢を重視する例えば日本人のマネージャーであったならば、結果は違っていたでしょう。
日系企業内での出世競争も同じではないでしょうか。
大企業に入社できた人の中でのスペックなんてそこまで差がありません。社内での人間関係が一番影響しているケースは多いでしょう。
少し話が長くなってしまいましたが、要は時の運によって結果が大きく変わってくる転職活動では、仮に面接に落ちても落ち込む必要はありませんし、ポジティブに何度も挑戦していくことが大事になってきます。
また、仮に皆さんが面接を突破することができた場合、もちろん自分を褒めつつも、ぜひ謙虚にさらに次なる目標を目指して頑張っていただくことが、数年後頑張り続けている人に追い抜かれないためには重要だと思います。
起業と一緒で、努力した上で打席に立ち続ける、それがキャリアで成功する人と失敗する人の差生んでいると私は考えています。
不採用者はシステム上このように扱われる
とはいっても、「何回も不採用の面接の記録が残っていたら将来の面接で不利に扱われるのではないか?」と思った方もいるかもしれません。
実はこれは昔私が持っていた懸念で、「面接は一発勝負」と勝手に思い込んでいました。
そこで、GAFAのような企業で一般的に「不採用者がシステム上どのように扱われるのか」、ご共有したいと思います。
まず事実として、皆さんの記録はシステム上に残っています。
例えば、私が過去にどのようなポジションを受け、誰が面接をしたのが、どのようなフィードバックをもらったか、採用だったのか不採用だったのか、全てシステム上に残っています。
しかし、このシステム上の記録が、次の応募の際に不利に扱われる事はほとんどありません。
基本的に、仮に皆さんが別のポジションに応募したとした場合、リクルーターは過去にどんなポジションを受けていたかを確認することができますが、実際に面接をする面接官は、自分が採用・不採用のフィードバックを提出するまで、過去の記録は一切見る事はできません。
これは面接官が他のフィードバックや過去のフィードバックに影響受けて、偏見をもってしまい公正なフィードバックが阻害されるのを防ぐ狙いがあるからです。
次の面接の成功率を上げる簡単な方法
ここで、私が海外オフィスに勤務していた時に、社内異動で失敗した際に当時の上司からもらったアドバイスを皆さんに、この記事を読んでくださった皆さんに秘密にご紹介したいなと思います。
社内で応募し異動を希望していたポジションの面接に失敗した私は、当然ながら落ち込み、また、面接で不採用にしたチームの上司とは廊下ですれ違ってもなんとなく以前のように話せなくなってしまっていました。
そんなある日、当時の私のマネージャーは
「そういえば最近受けたポジションどうだったの?」と質問。
私は「ダメでした」と回答。
それに対して、当時のマネージャーは
「理由は何だったの?」と続けて聞いてきました。
そういえば、今回はまだ面接のフィードバックを受けていなく、また、少し嫌気がさしていたので自分からフィードバックを求めに行くつもりもありませんでした。
そんな私に上司は
「仮に俺がハイヤリングマネージャーだったら、しっかりフィードバックを求めてくるやつをみて『こいつは向上心がしっかりしている』と思って感心するけどな」と一言。
ハッとした私は早速、私を不採用にしたマネージャーのところにフィードバックをもらいに行きました。
そうするとその採用担当のマネージャーは嫌な顔もせず、何がダメだったのかと言うことを具体的に教えてくれ、さらには、「次の機会にはこちらからまた声をかけるよ」、とまで言ってくれました。
1つの失敗で全てが終わったかのように考えがちな私にとっては、非常に大きな学びとなった出来事でした。
ぜひ皆さんも、1度や2度の失敗ではくじけず、自分の失敗を成長のチャンスと考え、挑戦し続けていただけると
必ず道が開けてくると私は信じています。
年収2,600万円の過程で私が使った転職サイト
現在このような記事を書いている私ですが、キャリアのスタートは日系中小企業で年収360万円からでした。その中で、自分なりにキャリアアップ・年収アップするために必要な考え方やスキルを身につけていった形です。
そして、私が年収2,600万円にいたる過程で、転職サイト・転職エージェントには非常にお世話になっており、特におすすめの転職サイトを「年収2,600万円の過程で実際に使ったハイクラス転職サイト【厳選まとめ】」という記事にまとめています。
転職を目指してこの記事を読まれた方には、非常に強い味方になるかと思いますので、興味があればチェックしてみてください。(現在のところ、無料で公開しています)
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