年収UPの記録

私が外資系戦略コンサルで学んだ4つのこと【年収UPの方程式】

今日は外資系戦略コンサルティングファームで働かせてもらい、学んだことを私なりにまとめてみたいと思います。

これまでGAFA(海外オフィス勤務含む)、ユニコーン企業、スタートアップなど様々なキャリアを歩んできましたが、自分のキャリア史上、外資系戦略コンサルティングファーム所属期間の成長は圧倒的でしでした。

正直、もっと若い頃に知りたかった・転職していればよかった、というのが本音です。

このブログ記事では、外資系戦略コンサルティングファームへの転職を考えていない人にも役に立つよう、私が学んだことのエッセンスをまとめてみたいと思います。

(なお、私が所属していたのはBIG3と呼ばれる、マッキンゼーやボストンコンサルティンググループ、ベイン・アンド・カンパニーといった世界トップティアのファームだったため、それ以外につていはてはまるかはわかりません。)

10倍の速度で成長した2年間

よく外資系戦略コンサルで働くことは「精神と時の部屋」にいるような状態だと例えたりするのですが、私の体験もまさにそうでした。(「精神と時の部屋」がわからない方はすみませあん。ググっていただけるとすぐわかります。)

成長とは、目指すべきところとギャップがある状態ですので、GAFA(海外オフィス勤務含む)、ユニコーン企業、スタートアップなどを経験してもなお、ビジネスパーソンとしてあった方がいいスキルとしての多くが身についていなかったこととなります。

ギャップがあるので当然ながら入社直後は、ダメ出しをたくさん受けました。文字通りボッコボコにされた状態です。

そこそこのキャリアを歩んできたつもりで、まさか30歳過ぎてから人から車内でこんなに怒られることがあるとは想像もしていませんでした。

つまらない仕事を上司がやってくれる

外資系戦略コンサルで働くことで大きく成長できる理由の1つに、「上司が、つまらなくきつい仕事をやってくれる」というプロフェッショナルファームの特性が1つあると思います。

Google, Apple, Facebook, Amazon, MicrosoftなどのGAFAMと呼ばれる企業含め、ほとんどの企業において、上層部が戦略策定などマネージメント業務をし、収益を上げ続けるためのオペレーションの繰り返しを組織の下層部が担います。

一方で、プロフェッショナルファームでは、弁護士事務所などもそうですが、基本的に案件の創出という営業活動をトップの経営陣、戦略コンサルファームの場合はマネージングディレクターやパートナーなんていうタイトルの人が行います。

そして、戦略コンサルは、その案件が企業のマネージメントイシューを扱う、まさに戦略的な仕事。

通常の企業であればキャリアの後半になってからしか経験できない頭を使う仕事を、数多くこなせることが、圧倒的な成長につながる構造的な要因だと私は思っています。

私の上司だったパートナーは、
「〇〇(ケースリーダーの一個上のレベル)までは仕事がものすごく楽しかった」
「それ以降は昇進すると、正直... 」
「こんな営業で売上ばかり追うのが仕事としっかり理解していたら、コンサルティングファームでキャリアを進めることは選ばなかった」
といっていたくらいです。

仕事でものすごく面白い部分を若い頃から数多くできるの仕事が外資系の大手戦略コンサルティングファームなわけです。

ゼロから考え成果を創出する力

それでは学んだことの1つ目。

これは高い価値のある仕事をする上で最重要といっても過言ではありませんが、ゼロから自分の頭で考えて成果を創出する力を戦略コンサルファームでは鍛えることができます。

決められたことを繰り返す事業会社の仕事

例えば、事業会社のマーケティングや営業職の場合、基本的にすでに売上を上げる商品は決まっており、マーケティングや営業チャネルもそこまで選択肢がないので自由度はほとんどありません。そのため、基本的に定型化された仕事の組み合わせを実行することが主な業務内容となりがちです。

マーケティングコミュニケーションの広告コピーやコンテンツ制作、難しい顧客への営業提案ははクリエイティビティが要求される、と思われるかもしれませんが、会社の経営者視点で考えた場合、そこでの差分というのは大した差分ではありません。その職種の専門家に任せればそれなりの質の提案を、そこまでバラつきなく考えられるからです。

また、マーケティングの商品開発や、プロダクトマネージャーなどでの企画は、確かにゼロから考える機会はあります。

しかし、ゼロから自分で考えるタイプの企画を繰り返しできる機会に恵まれる人はどれくらいいるでしょうか?事業会社の場合、企画がうまくいけばその事業にリソースを大きく投下して成長を継続させていく必要があるので、企画がうまくいくということは運営に移っていくことでもあります。

ある意味企画ばかりやっている人は、うまくいった案を考えられていないケースということになりますし、会社もそんな人に企画を任せ続けはしないでしょう。

考える打席が用意され続ける戦略コンサル

戦略コンサルの場合は、まさにこの考える仕事、しかも自分が全く知らない企業の知らない様々な課題が、数ヶ月おきに舞い込んできます。まさに、プロ野球の一流投手がいつでもいい球を投げてくれるバッティングセンターのような感覚です。

そして、当然ながら成果物は戦略コンサルティングファームのブランドを背負ってクライアントに出すことになるので、戦略コンサルティングファームの社内の適切な水準でチェックされフィードバックをもらうことになります。給与をもらいながら、鍛えてもらえるわけです。

上記の理由から「ゼロから考え成果を創出する力」を持っている人材は少ないこともあり、転職市場でもスタートアップから大企業の経営企画といった中枢部門で、元外資系戦略コンサルタントが好んで採用されるわけです。

高いパフォーマンスを出す仕事の進め方

戦略コンサルティングファームで学んだことの2つ目は、仕事の進め方です。

  • ミーティングの進め方、アイディアの広げ方
  • ワークプランの立て方
  • 優先順位の付け方...など

当たり前のような内容に見えるかもしれません、これらを高いレベルで、時に厳しいフィードバックをもらいながら繰り返し実践することで、高い質の仕事を圧倒的な効率で進めることができるようになります。

ピーター・ドラッカーも著作「経営者の条件」の中で述べている通り、基本的に高いパフォーマンスを出すためには時間の使い方をマスターすることが第一条件となります。(ちなみに、「経営者の条件」は、ビジネスパーソン必読の本です。)

そんな時間を有効に最大限使うトレーニングをひたすら実践できたことは、仕事にとどまらず役に立ったなと今も思います。

アウトプットの見せ方を学べる

これは有名な点ですが、戦略コンサルタントの成果物は基本的にスライドで表現されます。

Amazonのようにスライド禁止という企業もありますが、多くの企業ではまだまだスライドで何かを伝えるということが行われていますし、文字だけでなく何かをビジュアルで表現して伝えるということはAmazonのような企業といえども必要になってきます。

スタートアップのピッチもスライドが基本ですね。

言い換えると、自分の仕事での成果物や計画をいかにみせるかは、うまく、かつ短時間で効率よくスライドに落としていけるかに大きく左右されます。

正直なところ、戦略コンサルティングファーム入社直後は、「なんでスライドの作成にこんな時間をかけて、実際の実務を進めないんだ」と少し馬鹿にしていたところがありました。Amazonみたいにスライド禁止の企業さえあるんだよ、と。

ただ、今となっては、短時間で自分の考えを表現する力が身に付いており、鍛えて下さった戦略コンサルファームの先輩に感謝しています。

スライド・ビジュアルで物事を整理して表現する力は、世界共通で仕事の基礎力として役に立ちます。

自分の人材価値の上げ方がわかる

転職でいかに年収を上げていくか、ということと密接に関係するポイントですが、戦略コンサルティングファームはチームメンバーである「人」が商品です。

また、経営陣であるパートナーのパフォーマンスも、存在する人材をいかに効率よく使い売上になっているか、によって評価されます。各社員のジョブレベルごとにコストが割り振られ、稼働した時間を記録してコストとして細かく厳格に管理しています。

そして、その商品であり人的資本である現場の各メンバーは、稼働した時間に応じてシビアにパフォーマンスが評価されます。本当にシビアです。

入社してから少し経った頃、プロフェッショナルファームでの働き方をわきまえていない私は、比較的長い期間仕事が一切ない時期がありました。要はパフォーマンスが悪く能力も大したものがないので、私を入れたいプロジェクトがないという状況です。

この時は、仕事で忙しい時よりもメンタル的にはきつかったのを今でも覚えています。

使えない人材に仕事がないのか、とはこういうことか、と。それを給与をもらいながら体感したわけです。

それ以来、どういうスキル・能力が会社に必要とされているのか、既存の社員を含めて細かく分析をして伸ばせそうなところを必死に身につけていくようになりました。

最終的には「〇〇がいなければ△△はできなかった」とチームメンバー皆にいってもらえるようになり、人材の価値とは何か、をどん底の精神状態の中で身を持って体感することができました。

おかげで、そこそこの年収になり一定の職種では評価してもらえている今もなお、次の転職を真剣に考えている私の原動力にもなっています。

この点もまた、上司との関係や役職、市場が欲しがるプロダクト/サービスによって不明確になりがちな事業会社ではなかなか経験できないことではないかと個人的には思っています。

戦略コンサルティングファームでは身につかないこと

もちろん、戦略コンサルティングファームといえども完璧な職種ではありません。

ビジネスパーソンに共通して役立つスキルが身につくため踏みたいキャリアパスでありつつも、あくまでもそれも数あるスキルの1つでしかありません。

特に、私が感じた点としては、「実務感」がコンサルタントしか経験がない人には欠けている印象があります。

売れそう売れなさそう、この広告コピーへの反応良さそう悪そう、といったもちろん言語化できないわけでもないが、直感的にわかることがコンサルタントの方にはわからない。当然実務家としての経験がないので、それは当然かもしれません。

また、もともと事業会社出身のパートナーの方も「プロフェッショナルファームで働いていると、実務感が失われていくのが恐ろしい」と語っていたのですがまさに同意です。

もともと私もコンサルタントとして一生食べて行くきはなかったので、ある程度ラーニングカーブが緩くなった時点で転職することとしました。

戦略コンサルティングファームの次のキャリア

戦略コンサルティングファームを経験した方には非常に多くのキャリアの選択肢が広がってきます。

こちらのブログにも書きましたが、大手外資系戦略コンサルティングファームのキャリアをLinkedInに記載した途端に、ヘッドハンターから誘われる職種も企業も幅が一気に5〜6倍になります。

また、いざ事業会社に移ると、自分よりもシニアのはずの上司やそのまた上の上司含めて、実力が低すぎるように感じるくらい、自分の成長を感じます。

まさに、「精神と時の部屋」から出てきたような感覚ですね。

事業会社に転職で戻って間もないのですが、周囲の仕事の質の低さ、遅さに嫌気がさしながら過ごしており、新しい領域への転職をちらほろ探し始めました。

自分が好きな〇〇の技術で起業する、といった決まった目標がない方は、戦略コンサルティングファームを短い期間でも経験していただくのはオススメです。

なお、私が外資系戦略コンサルBIG3への転職で利用した転職エージェントはコチラのブログで紹介をしています。

  • この記事を書いた人

ごわりす

元GAFA海外勤務/外資戦略コンサル/ユニコーン企業出身。 日本初のハイクラス人材向けの転職メディア『ピボット転職』を運営しています。

-年収UPの記録
-